住宅ローンの頭金はどれくらい必要?目安・平均についても解説!
家を建てようと思った際に用意しなければいけないものが頭金です。言葉はよく聞くけれど、どんなものなのか詳しくは分からない人もいるのではないでしょうか。近年頭金ゼロ円でも家が建てられるといった広告が出ていますが、本当に頭金ゼロ円でも家が建てられるのでしょうか?住宅ローンの頭金について解説していきます。
頭金はなぜ必要?頭金の役割について
頭金とは具体的にどういったものなのでしょう?詳しく解説します。
なぜ必要なのか?
頭金とはもともと契約のときに支払う手付金という意味合いでした。最近では家を建てる際に支払う現金のことを頭金と呼ぶ場合があります。注文住宅を建てる際に、建築費用は住宅ローンを利用して支払おうと考えている方が多いでしょう。
しかし以前の住宅ローンでは諸費用などは基本的に現金で支払うといった規約の金融機関が多く、家を建てる場合の費用を全額は借りられないようになっていました。そのため一部は自己資金が必要ということになります。
頭金なしでも家が建てられるって本当?
頭金なしで家が建てられるという広告を見たことがあるけれど、あれは嘘だったのか?と思う人がいるかもしれませんが、最近ではフルローン、諸経費も含めることができるオーバーローンもできる金融機関が増えてきました。
そのため頭金なしでも住宅ローンを利用して家が建てられるようになっています。住宅会社も頭金を払えない場合の相談に乗ってくれる場合があるので、頭金なしで家を建てたい場合はまず相談してみるのもよいでしょう。
現実的に頭金なしでローンを組んで毎月返済できるのかを確認することが大切です。
頭金を用意するメリットとは
フルローンができるなら頭金をいれなくてもよいのでしょうか?頭金を入れるメリットについて解説します。
住宅ローンの借り入れの額を少なくできる
住宅ローンの借入額が少なければ、毎月の返済金額も少なくなるので毎月の負担が軽減されます。利息も少なくできるので頭金を支払えるのであれば払っておいた方が全体的な負担は少なくなります。
金融機関を幅広く選ぶことができる
頭金を入れると審査が厳しいところでも審査が通る可能性が上がる、自己資金があるという点が審査のプラスになるといったメリットがあります。また頭金を入れると金利、保証料といったものの条件が優遇される場合も。
条件は金融機関や住宅会社の担当者が教えてくれたり情報を持っていたりするものもあれば、情報公開していないものもあります。気になるようであれば確認しておきましょう。
頭金っていくら必要なの?目安や平均を知りたい!
実際頭金はどれくらい必要なのでしょうか?具体的に解説します。
頭金なしでも現金なしでは家は建たない
頭金がなくても住宅ローンを借りることはできます。しかし家を建てる工程で現金が必要になってくる場面があります。細かいお金については現金が不要はなりません。たとえば地鎮祭の費用、契約書の印紙代などは基本的に現金払いです。
土地から購入する場合は不動産屋に支払う手付金も発生するので現金が全然ない状態では家は建てられません。
引っ越しにもお金がかかりますし、インテリアや家電にもお金がかかります。家を購入すれば固定資産税の支払いなど、賃貸に住んでいたときには発生しない税金を払う必要もあります。あまりにも現金がなくてカツカツの生活だと大変なので、ある程度まとまったお金は用意しておきましょう。
頭金の平均は?
毎月の支払いを少なくしたいからといって、頭金を多く払いすぎて現金がないという状況になるのは困ります。現金で支払うべきもの、入居してからの当面の生活費も考えて無理のない範囲で頭金を支払うとよいでしょう。
平均すると建築費用の1割から2割程度を頭金として準備する家庭が多くなっています。住宅会社やファイナンシャルプランナーに相談することで家庭に合った資金計画をたてることもできるでしょう。大きなお金が出ていくのでプロに相談してみるのが一番です。
頭金をどうしても出したい場合
頭金を出したいけれど、結婚や出産、車を買ってしまったなどといった理由で、今お金があまりないという場合も考えられます。そういった場合や両親から贈与してもらうという方法もあります。住宅購入資金には一定の金額までは贈与が非課税になるため両親に相談してみるのもよいでしょう。
また両親からお金を借りるパターンも考えられます。両親から借りるだけだからと口約束にせず、借用書の作成、返済計画などをつくっておきましょう。贈与とみなされて課税対象になってしまうことを防止できます。
まとめ
マイホームを建てるのは、人によってタイミングがそれぞれ違います。貯金が十分にあるときもあれば、出産や車の購入、転職といったタイミングだとまとまったお金があまりないときもあるでしょう。頭金を払う場合はどれくらい支払えるのか住宅会社やファイナンシャルプランナーに相談することで現実的な金額を出しやすくなります。マイホームを建てるには現金が必要な場面があるのでほとんど現金がない状態ではなく、ある程度貯金を残しておくようにしましょう。家庭の状況によっては頭金を支払わないという選択肢もあります。ベストな判断を考えていきましょう。
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